4Dミートのキャットフードは安全なのか?
4Dミートと呼ばれる種類の肉がキャットフードに含まれていることがあります。
死んだり病気になったりして一般の用途には使えなくなった肉のことで、安全性に心配を覚えてしまう種類の肉ですので、使用について慎重に検討しなければなりません。
4Dミートとは?
ペットフード全般で使われている原材料の中には、4Dミートと呼ばれるタイプのものがあります。
これは、DEAD…死んだ動物の肉、DYING…死にかけている動物の肉、DISEASED…病気の動物の肉、DISABLED…障害を持っている動物の肉のことを指します。
通常、人が食べるためには用いることができない種類の肉ということになります。
人間用には用いられないものの、動物が食べるためには問題ないということで、キャットフードに混ぜられている可能性があります。
当然、肉のクラスとしては最低ランクに位置しているものです。
4Dミートの安全性はどうなのか?
同じ肉であるとはいえ、4Dミートは通常の健康な動物から取られた肉より安全性の面で劣るのは当然と言えるでしょう。
まず、病気や障害を持っている動物の場合は何らかの悪性のたんぱく質や化学物質が混入してしまう可能性があります。
また、4Dミートの場合は、食用として適している部位の肉を取り分けるのではなく、骨や皮、内臓や脳などをすべてすりつぶして利用している可能性が高いのです。
そのため、一般的には食用としてふさわしくないとされている部位が混入していることが多いというのも問題です。
品質が落ちる分、添加物も多くなってしまう傾向にあります。
4Dミートを見分ける方法
ペットフードメーカーも明らかに4Dミートだという表記をすることはないので、気をつけて商品を選ばなくてはなりません。
4Dミートかどうかを見分ける一つの手段としては、材料表示の中に、「家禽ミール」や「フィッシュミール」という表示があるかどうかを見ることです。
必ずしも家禽ミールやフィッシュミールが4Dミートだというわけではないので、すべてが悪いとは決して言えませんが、その可能性があるということになります。
そのため、どうしても4Dミートを愛猫にあげたくないというのであれば、こうした表示のものは避けた方が無難というところでしょう。
また、商品価格が他のものよりもぐっと安いものは、材料費が安いということになりますので、その可能性が高くなります。
安心できる材料のみを使ったキャットフードを買う
このように、ペットフードの製造には一般的にあまり表立っていないものの、よく知るとなんとなく気分が悪くなるようなものも含まれています。
そのため、出所がしっかりとしていて安心出来るキャットフードを選ぶことが大事です。
有名ブランドのプレミアムキャットフードは、その点しっかりと材料の種類と産地がはっきりしていますので、安全性に信頼を持つことができます。
安心出来る材料のみを使った商品をじっくりとチェックした上で買うようにして、愛猫の健康を守るようにしましょう。
そのためにも、飼い主としてしっかりとペットフードに含まれている材料にはどんなものがあるかを知って、正しく安全な商品を選べるようにすることが大事です。