安全なキャットフードとストラバイトの関係性
安全なキャットフードを選ばないと、愛猫の病気の原因となってしまうこともあります。
その一つがストラバイトと呼ばれるもので、尿路結石をもたらします。大事な猫に痛い目を遭わせないように、栄養バランスの取れたものを選ぶことが大事です。
【キャットフードによって引き起こされる病気は意外に多い】
人間でも乱れた食生活を続けていると生活習慣病を引き起こすように、猫も正しい栄養バランスの取れた安全な食事をしていないといろいろな病気になりやすくなります。
炭水化物の割合が多くカロリーが高いペットフードばかりだと肥満体型になってしまって生活習慣病を引き起こしますし、穀物が多いペットフードを食べているとアレルギーや皮膚病などになる可能性が高くなります。
また、キャットフードに含まれている化学物質や添加物が病気をもたらすこともあります。
しっかりとペットフードの中身を考えないと、愛猫に思わぬダメージを与えてしまうことにもなりかねないのです。
そのうちの一つが、ストラバイトと呼ばれるものです。
【ストラバイトとは?】
ストラバイトとは結石のことで、猫の場合は尿路結石ができやすい傾向にあります。
ストラバイトができて尿路に詰まってしまうと、尿が出にくくなりますし、かなりの痛みを覚えることになります。
人間の場合も尿路結石になると相当の痛みが出て、救急車で病院に搬送されるケースもたくさんあります。
猫はそのような症状をダイレクトに伝えることができませんから、症状が出ていることに気付かないまま悪化する危険性もあります。
こうした事態にならないためにも、ストラバイトができにくい食習慣を作ることが大事です。
【マグネシウムの摂取量を年齢に応じて減らすようにする】
ストラバイトができて尿路結石になってしまう原因は、マグネシウムの多量摂取にあります。
もちろんマグネシウム自体は猫にとって必要な栄養素ですので、適度に食事から摂る必要があります。
でも、年を取ってくると必要なマグネシウムの量が減ってきますし、肝臓の働きが弱まるなどによって、不要なマグネシウムの排出がうまくいかなくなってしまいます。
すると、尿の中にマグネシウムの量が多くなってしまい、結石ができやすくなってしまうのです。
この尿中のマグネシウムの量を調節するために飼い主ができることは、マグネシウムの含有量が少ないキャットフードを選んであげることです。
マグネシウムの少ないキャットフードを選ぶには、パッケージの栄養表示をきちんと確認します。
その際、マグネシウム量の確認だけでなく、安全なものを選ぶようにしましょう。
それぞれの商品ごとに栄養バランスが違っていますので、老猫になったらできるだけマグネシウム含有量が少ないものを買ってあげることをお勧めします。
【シニア猫向けのペットフードを買う】
また、シニア向け猫の安全なキャットフードを買うという手もあります。
年齢のいった猫に合わせて栄養バランスが調整されていますので、健康的に過ごすのに役立ちます。
多くのシニア向け商品はマグネシウムなどのミネラル分が調整されていますので、安心してあげることができます。
病気を引き起こさない安全な食べ物をあげるためにも、こうした点をしっかりと注意するようにしましょう。